『あしたのジョー』

ちばてつや

普通
そんな感動しなかったな
なんかボクシング漫画っていうよりは
有名になってボクシングとそういうサービスの両立みたいなのの難しさの方がよく描かれてる気がする
まずはジムを協会に認めてもらう必要があって
よく新聞記者が押し掛けてきて
あまり目立ちすぎると協会がつぶしに来たり挑戦者がいなくなっちゃったり
ボクシング自体の描写はなんかリアルじゃないし
ジョーと力石両方ノーガード戦法を使った時は思わず笑った
ジョーが少年院出てたのと最後負けるのはびっくりした
終わりってこんなんだったんだ
なんか気まぐれなジョーの気持ちに感情移入できなかったな








段平(酔っ払い 後のセコンド)
西(少年院で出会う 友人)
力石徹(少年院で会う 少年院内で対戦
クロスカウンターで引き分け)
青山(段平から防御を習いこんにゃく戦法でジョーを苦しめ防御の大切さを教える)
ウルフ金串(ジョーのノーガード戦法からのクロス・カウンターを破るがトリプル・クロス・カウンターにやられる)
力石徹(カミソリアッパー・カットでジョーのクロス・カウンターを封じるその後二人ともノーガード戦法をして先に手を出したジョーがアッパーで負ける)
タイガー尾崎(力石のことで顎を強く打てないジョーに対してボディーだけを防御し勝利)
カーロス・リベラ(ジョーと喧嘩ボクシングをする その結果ジョーは力石の亡霊を克服 その後ホセに負傷させられ廃人に)
金竜飛(東洋チャンプ 戦争を経験し冷徹なボクシングをする ジョーの血を見て動揺し負ける)
ハリマオ(マレーシアの野獣ボクサー 葉子がジョーの野性を復活させるため呼ぶ
ムササビ戦法と後方回転戦法を使うがジョーに克服され負ける)
ホセ・メンドーサ(世界チャンプ コークスクリュー・パンチを使う ジョーに勝利) 



「すばらしいあした」はきょうという日をきれいごとだけ…おていさいだけととのえてすごしていては永久にやってこないわ
血にまみれあせやどろにまみれきずだらけになって…

しかも他人には気ちがいあつかいをされるきょうという日があってこそ…
あしたは…

ほ…ほんとうのあしたは…!

そこいらのれんじゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんのしゅんかんにせよ
まぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そしてあとにはまっ白な灰だけがのこる…
燃えかすなんかもこりやしない…
まっ白な灰だけだ


そんな充実感は拳闘をやるまえにはなかったよ
わかるかい紀ちゃん
負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない
拳闘がすきなんだ
死にものぐるいでかみあいっこする充実感が
わりとおれすきなんだ