2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ワセダ三畳青春記』

高野秀行著普通ちょくちょく自分の本の宣伝をしてくるのがうざかったこの自由奔放な感じの他人とのかかわりあいとか適当な旅行とか バックパックした俺だから共感できるようなものを他の人は共感できないだろこういう奴にろくな奴がいないのは経験上わかって…

『姑獲鳥の夏 上・下』

京極夏彦著まあおもしろかった小説の構造としては 最初に妖怪や幽霊や呪いの理論の解説 そして取り調べ その後どうみても陰陽師のように京極堂が事件を解決 その後どうしてああいうことをしたか解説すごくよく練られてんだけど いかんせん話が飛ぶ 主人公の…

『川の深さは』

福井晴敏著まあまあなんか現実感がなくてほんとラノベみたい泣けなかったけど鳥肌立つことはあったみんな頭いい みんな誰が計画してどういう意図があるのかわかってるっていうね 意志疎通でき過ぎててなんかなって感じ作者が今の日本はだめだっていう押しつ…

『星を継ぐもの』

すごくおもしろかった 久々の当たり帯に「SFにして本格ミステリ 謎は大きいほど面白いに決まっている。」って書いてあるけどまさにその通りルナリアンって言葉はプラネテスを思い出した何回も面白いところがあったし最後の盛り上がりがやばいまず未知の言葉…

『テイルズオブディステニー2』

まあまあプレイ時間32時間初のテイルズシリーズ なんかすごくクロノトリガーを彷彿とさせる どう考えても意識してんだろ まあクロノトリガーの方が好きだけどあいかわらずRPG特有のサムイ会話はマイナスだな 柚姉がいい声でいい演技ストーリーとしてはやたら…

『グレート・ギャッツビー』

スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳おもしろかった これが評価されるのはわかる 読みおわって感じたことはまるで映画みたいな本だなってこと 読後が一本の映画を見終わったかのようなすっきり感 まあ実際映像化してしまったら独特の表現とか雰囲気と…

『十角館の殺人』

綾辻行人著普通映画マジック小説でしか表現できないトリックってのは好きだし見事にだまされたけど 実際犯人が取った行動を考えるとあまりに堅実すぎてなんかなあって感じ これだけ色んなミステリ知ってたら面白いだろうな 誰かのレビューにもあったけど動機…

『ノルウェイの森 上・下』

村上春樹著普通なんでそんな評価高いのかな 考え方としては共感できるのが何個かあったな 世の中をゲーム感覚で考える感じとか大学の奴らが自分を大きく見せようとしてる感じとか人生の幸不幸が半々で不幸の後には幸福が来るっていう考えとか 洋書の雰囲気を…

『予告された殺人の記録』

まあおもしろかったストーリー的には大したことないんだけど構成がすごくよくできてる よく練って書いたんだなと感じる正直 読者が犯人という同題の小説と間違えて買ったがまあそれなりに満足できたから結果オーライ 実際その本の評価が異常に低くてこっちの…

『邂逅の森』

熊谷達也著おもしろかった ストーリーとしてはあらすじのまんまだけどマタギっていう職業は興味深いな 山の神様を敬いながらその存在を疑う主人公 文枝の夫が暴力ふるっててアンダーユアベッドを思い出した それぞれ猟においても個性が出てて面白かった あい…

『アンダー・ユア・ベッド』

大石圭著 まあまあおもしろかった メッセージ性が一貫しててわかりやすかった こういった変態チックなところは自分にもあると思う 人が忘れてるような思い出もちょくちょく覚えてるしなあ 絶対バッドエンドかと思ったら割とハッピーエンドでよかった つかこ…

『ライ麦畑でつかまえて』

J.D.サリンジャー著まあまあ 雰囲気を楽しむ本だな 何でここまで評価高いのかな みんな自由勝手に動くことにあこがれるのかな ろくでもない奴が多いってのは確かに 「パン屋の女房」 レイミュ 「三十九夜」 ロバート・ドーナット 「リトル・シャーリー・ビー…