2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

フィリップ・K・ディック著おもしろかった 設定がすごい 第三次世界大戦後の死の灰にまみれた地球 多くの人は火星へ移住し、放射性物質におかされ生殖を許されなくなったスペシャルと物好きな人しか地球にはいない マーサー教がはやり、共感(エンパシー)ボ…

『恋』

小池真理子著つまんなかった ただの昼どら 教授と奥さんと主人公布美子の仲良し三人 そこで現れる大久保 惚れる奥さん 教授と奥さんは実は兄弟だということを主人公知る 浅間山荘事件とかぶせる意味なくね しかも本にするため作家が聞くっていう方式でただ伸…

『手紙屋〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜』

喜多川泰微妙ただの自己啓発本かな ストーリーはないに等しい 兄貴が手紙屋だからってなにって感じ 結局 就職の不安を取り除くものではない手紙やっていう職はおもしろそうだけど

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

まあおもしろかった藻屑のキャラとか友彦のキャラとかいかにもラノベ感が否めない メッセージ性が一貫しててよかった 藻屑は砂糖菓子の弾丸=嘘とか妄想の言葉 なぎさは実弾=金、生活力 子供は無力だけど必死兄貴が引きこもってる感じが共感できた ホントに…

『ZOO 1』

乙一著ふつうカザリとヨーコ SEVEN ROOMS SO-far 陽だまりの詩 ZOOなんか乙一の手法にも飽きてきたな GOTHもそうだったけど双子ネタが好きというか得意なのかな けっこう設定が面白くて余分なとこを削り取ってあるかんじはよかった 乙一のミスリードとかも読…

『娼年』

石田衣良著微妙 ちょっと主人公メインの官能小説かエロゲかって感じ 何も新しく感じないし、ただ大学生の男の願望をうまいこと小説にしたって感じ 大学が退屈ってのと授業が無駄ってのは共感できた こんないろんな技術身に着けてたらセックスも楽しいだろう…

『わたしを離さないで』

カズオ・イシグロ著おもしろかった ここまで独特な世界観と語り口をもってるのはすごいと思う しかもその世界観が好き 映画っぽい そして最後までどんどん読み進ませるのがうまい エピソードとか用語とか人物とか後出しにする感じ 一気に読むべきものだな登…

『黄色い目の魚』

佐藤多佳子著ふつうメッセージがよくわからなかった なんで木島と似鳥が寝たのかよくわからん 基本絵がからんでくる こんなに絵だけで意思疎通できたらおもしろいだろうけど実際ないだろ 絵うまくかけたら落書きも面白いだろうな ジョン・コルトレーン EVERY…

『セックスボランティア』

河合香織著まあまあ たしかに盲点であったし、よく取材してあるけど 俺にはそもそもボランティアの必要性が疑問でしかなかった 最終的に性とは何かみたいな抽象化するのもいいし、調べてくうちにそうなってしまうのもしょうがないけど もうちょい限定してほ…