『紫色のクオリア』

うえお久光

おもしろかった

ニンゲンがロボットに見えるゆかり
そのゆかりが殺された運命を変えようと
ゆかりに直された左手の能力を使って時間・時空を超える学
その中で自分の運命は自分でしか決められない
クオリアを理解していく


途中でシュレディンガーとか世界を渡りあるいて観測されないものになるとかの設定がいかにもラノベ臭くて嫌だったが
最後はきれいにまとまってよかった

結局、他人の価値観に理解するのはすごく難しいよね
クオリアって言葉好きだわ
実際、ゆかりが人を修理しているのはどんな感じか見てみたいな





哲学的クオリア
逆転クオリア
P=NP理論
超大統一理論
ジョウント
アルフレッド・ベスター
白黒の部屋の中のメアリー
タ世界解釈
コペンハーゲン解釈
パイロット解釈
フェルマーの原理

p104
ゆかりには、ニンンゲンがロボットに見えてしまうように、あたしにも、ニンゲンは人間にしか見えない

p124
とこであなたは、クオリア、という言葉をご存知だろうか。
感覚質、と訳されることもあるそれは、ようするに、『頭の中で生まれる感じ』のことである。赤色の、赤い、というあの『感じ』、青色の、紫色の、あの『感じ』―同じ色を見ても、人によって、状況によって、受け取り方は同じではなく様々となる―その『感じ』をクオリアと呼ぶらしい。

p205
さあ、トライ&エラーをはじめよう。

p208
あたしの運命はあたしだけのもので、ガクちゃんの運命はガクちゃんだけのもの―きっと、そういうことなんだと思う