『紫色のクオリア』

うえお久光著おもしろかったニンゲンがロボットに見えるゆかり そのゆかりが殺された運命を変えようと ゆかりに直された左手の能力を使って時間・時空を超える学 その中で自分の運命は自分でしか決められない クオリアを理解していく 途中でシュレディンガー…

『獄窓記』

山本譲司著おもしろかった 「累犯障害者」と同じ作者 塀の中での障害者の話だけだと思ってたけど、逮捕されるまでの話や塀の中での外でのスキャンダル騒ぎの話などの政治の話もあっておもしろかった いかにマスコミがいい加減かも分かる秘書給与問題っていう…

『きらきらひかる』

江國香織著つまらなかったメンヘラ妻とホモの夫とその恋人の話 とにかく女がめんどくさい 急に泣き出したくなったって言っとけばオシャレな文になるとでも思ってんのかよ 最終的に自分の卵子と睦月と紺の精子を同時に混ぜたいとか言ってるし シャンパンマド…

『海と毒薬』

遠藤周作著おもしろかった『沈黙』と同じ作者 日本版「罪と罰」って感じ ただそれだけじゃなく登場人物の過去編のエピソードの質が高い 海外だったら神への信仰心から罪の意識にさいなまれるが、 日本だったらどうなるかをよく描き出しているいわゆる「罪の…

『アイアンマン:エクストリミス 』

微妙アイアンマン3の原作となった作品 そもそも俺は3より2の方が好き あとやっぱり映画のスピード感とロバート・ダウニー・Jrの演技があってこそだなって思った 3みたいにポーズでアイアンマンになれたり、量産型を作ったりはしない ただトニーも超人に…

『天使のトッチオ』

とりやまあきら作ふつう ドラゴンボールの鳥山明さんの絵本 いかにも鳥山さんの絵 ただ絵本としてどうかと言われると文字が多いし、絵も複雑なので子供向けではないかも宇宙人好きだな ネコマジンにも出てきただろもう少し漫画ではなく絵本ってとこに挑戦し…

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』

城繁幸著おもしろかった内容も面白いし、何よりわかりやすく書いてあるのがいい なぜ若者は3年で会社を辞めるのか 主な原因は2つ ①かつてと違い、高い意識と専門性を持った学生が就職活動を通して採用されるようになった結果、業務とのミスマッチが起きた ②…

『前田敦子はキリストを超えた―〈宗教〉としてのAKB48』

濱野智史著つまんなかった過呼吸やアンチからのバッシングを受けながらもセンターにいるという「自己犠牲の精神(利他性、無私)」が前田敦子を情報社会において「超越者(キリスト、昭和天皇)」にしたということらしい 西武ドームで過呼吸の中「フライング…

『なぜベストを尽くさないのか』

上田次郎著トリックファン用の本 おもしろい、つまらないを言うのは野暮なのでやめときます ただ読むのは時間の無駄ではあります 上田教授が日々いかにベストを尽くしているかを著した本 エネルギー保存の法則はちょっとうけた もっと超能力者を倒したエピソ…

『人間の土地』

サン=テグジュペリ著 堀口大學訳つまんなかった つか翻訳が下手すぎて全然読み進められなかった 「ロング・グッドバイ」以来のクソ訳 外国語って物が主語になることが多いからそもそも読みにくい「星の王子様」の作者 伊坂幸太郎の「砂漠」に出てきた本すべ…

『たくらむ技術』

加地倫三著つまらなかったロンハーとかアメトークとかのプロデューサー加地さんの本 思えばいつも無意識に企んでいたらしい テレ朝の入社のときもたくらんでスポーツ部門を志望したらしい基本的に一貫して処世術を書いている うまく世の中を立ち回っていくた…

『君たちはどう生きるか』

吉野源三郎著おもしろかった題名見て少し警戒してたんだけど、意外と面白かった 「アルケミスト」とか「宇宙人アミ」とか人生を説く系はちょっと苦手なんだけど ちゃんと思想もありつつ、物語もしっかりしててよかった 驚きなのはこれが1937年に書かれたもの…

『武器としての決断思考』

瀧本哲史著ふつう 「若者はなぜ3年目でやめるのか」を読んでレールがある人生はないと思い、 その中でどう生きていくかの参考になるかと思い、連続して読んだ 結論から言うと、ただのディスカッションの方法を書いている本 確かにディスカッションをする点で…

『明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法』

佐藤尚之著まあおもしろかった主にスラムダンクのところがだけどスラムダンク累計1億冊突破の新聞の奴と廃校の奴をまさに企画した人 広告も今現在おもしろいことになってんな ある年代をターゲットにしてその人たちはこういう人たちだからCMでこれを流すって…

『若手行員が見た銀行内部事情  なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか』

稲村圭著まあおもしろかった 就職活動を終えてやっと精神的にも時間的にも余裕ができたので読んだ 正直な感想は「まあ そんなもんだろう」ということ 就職活動を通して自信満々にそして生き生きとと夢を語る学生たちを見てきた 一方自分はそういうのが苦手な…

『天使の囀り』

普通リングとかのホラー映画を見てる感じ ひとつ気になったのはサファリパークの虎が感染してんじゃねってこと メサイアコンプレックスがブギーポップに続いてここにも 発想も展開も面白いんだけどなんか淡々としてんだよなあ 緊迫感がないつか引きこもりの…

『記憶の果て』

浦賀和宏著微妙 「人工知能」を通して、「意識」とは「他人」とはを考える 結局 何事も自分の責任 「他人がこうしろ」とか「他人がこうした」とか誰かのせいにしようとしても判断や行動したのは自分なんだから 他人の気持ちなんてわからない 意識を相手が持…

『“文学少女”と死にたがりの道化』

野村美月著まあおもしろかった地味に人間失格読んだことないんだよな まさか本を食べる話だとは まだ主人公の過去が明らかになってないから このシリーズ読みたいなウサギが死んでも悲しくなかったってエピソードは「となりの怪物くん」でもあったな 重松清…

『花まんま』

朱川湊人著まあおもしろかった世にも奇妙な物語っぽい 解説が重松清さんでビビった「都市伝説セピア」って本を出してるみたいだけどそれも読んでみたい この人の雰囲気好き なんか教科書に載ってそう一番印象に残っているのは「妖精生物」 不幸とか幸せを誰…

『マルドゥック・スクランブル 圧縮・燃焼・排気』

冲方 丁(うぶかた とう)著おもしろかった一巻目はそうでもないけどだんだん面白くなってきた ほとんどSFというよりカジノの物語 焦げ付きは「過去の亡霊」みたいな解釈でいいのかな一人は合法性を主張しマルドゥック09を作った 一人は非合法性を認めつつ、…

『THE HYDE』

寶井 秀人著ふつう まずHYDEの本名が寶井 秀人ってのも知らなかった 実は身長161 喫煙所にたむろしてるのがダサいから禁煙した 実は色盲 いつでも辞めてやるぐらいの気持ちだとバンドは長く続く ロックを大衆にそしていかに世界に浸透させていくかを考えてい…

『レヴォリューション No.3』

金城一紀著おもしろかった 爽快好奇心、おもしろそうってだけでバカみたいに集まれる友達いい 西田幾多郎「善の研究」 司馬遼太郎「国盗り物語」 「エックハルト説教集」 オットー「聖なるもの」 ベンヤミン「暴力批判論」 ウラジミール「死」 フランツ・フ…

『雪のひとひら』

ポール・ギャリコ著普通 惜しい作品 こういうキラキラ系な感じは別に嫌いじゃないんだけど やっぱり宗教色が入ってきちゃうとテンション下がる あと文庫本の帯ない方がいいだろこれ 帯に女友達に送りたい本No1ってあるけどない方が表紙きれい 雰囲気も発想も…

『ブギーポップは笑わない』

上遠野浩平著微妙 それぞれの人物の視点で時間も重層的 いかにも少し昔のラノベって感じ 雰囲気は独特 ブギーポップの登場時間短すぎんだろ 内容としては薄い ゴンドラの唄 ニュルンベルクのマイスタージンガー 原子心母 認知された子 カルラ舞う チーマー …

『陽だまりの彼女』

越谷オサム著つまんなかった 彼女が猫それだけ 携帯小説みたい 困難の後のラブラブは少しだけなら許すけどただのラブラブはいらない 上野樹里と松潤で映画化するらしい またベタな感じやなあ女子が男子に読んでほしい恋愛小説No1らしい なぜなのか終の住処 …

『長いお別れ』

レイモンド・チャンドラー著 清水俊二訳微妙 訳が下手すぎる 絶対下手 直訳すぎる 話がまず入ってこない 村上春樹訳を読んでみたい話としてはまあまあおもしろかった 回りくどい言い方は嫌だったけど会話の感じは嫌いじゃない p437ロジャーの最後の小説が「…

『アミ 小さな宇宙人』

エンリケ・バリオス著つまんなかった雰囲気としては「青空のむこう」とか「星の王子様」とかあと南米だからかガルシア・マルケスのにおいもするでもあまりに宗教とか自己啓発感が強すぎて「神秘の法」を思い出して気持ち悪くなったさくらももこの絵の意味も…

『累犯障害者』

山本譲司著おもしろかった ノンフィクションもいいな 実用書は嫌いだけどこういうドキュメンタリー的な本なら好きかも 「セックスボランティア」と一緒に読みたい感じ何回も衝撃を受けた 全人口における障害者の割合とか手話がろうあ者と健常者が身につける…

『犬憑きさん 上・下』

唐辺葉介著おもしろかったテーマは一貫している 妖怪、幽霊、呪術とは 上p346 p351一つにはシュレディンガーの猫的解釈 妖怪とかいる世界と普通の人がいる世界は並列してて観察者がいないから混ざっている状態 だからふとしたきっかけで境界を超えたりして…

『砂漠』

伊坂幸太郎著微妙 やはりひたすら軽いp283は自虐でもあり、読者への皮肉でもあるのかな 伊坂が好きな人はこういうユーモアのある会話を読んで自分もちょっとユーモアのある人間だと勘違いしたいのかな 実際これを読んだからと言って面白い人にはなれないし面…