『風の谷のナウシカ』

すごくおもしろかった
土鬼 皇弟 皇兄 僧会
vs
トルメキア ヴ王 兄達 

クシャナ ナウシカ アスベル ケチャ ユパ 蟲使い

先王の血をひくクシャナがはめられ
腐海を通り南下して土鬼を攻める作戦を土鬼にばらされており攻撃される
兄達はクシャナがあきらめて本国へ帰ってきたら命令無視の罪で処刑する気だったが
クシャナは命令続行
その後真実を知ったクシャナは自分の部隊と合流して本国に殴りこもうと思う

一方 土鬼は墓所の知識を使い
王蟲を利用したり瘴気を使ったりしてトルメキアを追い込む
しかし人工の腐海の植物が突然変異して粘菌となり 予期して南下していた蟲達と混ざり
大海嘯が起き両国とも瀕死に

その時皇弟に代わって皇兄が実権を握り
巨神兵を利用しようとする
ナウシカが止めようとするが逆に目覚めさせてしまい親だとみなされてしまう
封印するため また腐海の謎を知るため土鬼の都シュワへ行くことにする
一方ヴ王もシュワを攻略しようとしていた

すべての謎を知ったナウシカ墓所を破壊する


風の谷のナウシカ原作の要約 : 2chコピペ保存道場

ここのコメ欄で色々考察されてて面白い

いまだうまく理解できないのがなぜナウシカは文明人を滅ぼしたか
自分の考えでは

ナウシカ
途中の種の保存の遺跡でみた偽りの安楽
人工的に争わないように予定されたたまごの中にいる新しい人類
変化を嫌い死を否定する文明人たちを知り

心に憎しみなど闇 虚無があるから友愛という光が生まれる
人間は変化していくものだ
生きるとはこういうことだ
変化と死の否定は生命への最大の侮辱だ
と考えたのだと思う

4巻
p16
「あんたが男だったらとつくづく思うよ」
「フフフ… 父もよくそう言ってたわ」

p91
「大海嘯は止められないのですか? たとえ私たちが汚れそのものだとしても」

5巻
p55
「だが二度と私にはできぬ いや真似たくもない
猛々しい怒りを燃やしつつ
侮蔑と憎悪ではなく…悲しむなど」

p88
「こんなに世界は美しいのに
こんなに世界は輝いているのに…」

6巻
p23
「食べるも食べられるもこの世界では同じこと 森全体がひとつの生命だから…」

p97
「でもあなたは生命の流れの中に身をおいておられます
私はひとつひとつの生命とかかわってしまう…」

p114
「テパや ナウシカならどうすると思うね」
「姫姉さまならもう助けにいってる」

ポニョでは海が一つの生命だって言ってた
テパがすごくいいキャラしてる
一番好きなキャラだ

7巻
p172
「あの黒いものはおそらく再建の核として遺されたのでしょう
それ自体が生命への最大の侮蔑と気付かずに」

原作だとクシャナかっこいいな
重い過去も背負ってるし

ケチャ ナウシカ アスベル の三角関係を地味に書き出してるな
セルムも微妙にかかわってるし

一枚一枚の絵の力がすごい
逆にいえばさらっと読めないので体力を使う

ナウシカの行動力は見習いたいな
まあ悲しみに押しつぶされないように心のおもむくままにかけるのは辛いだろうけど

粘菌がHOTELのマグロの奴とかAKIRAの奴とかエウレカとかもののけ姫とかに似てる

人類がどうなったかは書いてないけど
自分的には何代もするうちに順応していって清浄な世界でも生きていけるようになったと思いたい