『涼宮ハルヒの消失』

すごくおもしろかった

いやあよくできてる
2時間40分 長いけど飽きずに見れた

非日常か日常かの選択
ハルヒ長門かの選択

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いろんな解釈をしてるみたいだけど

長門の提示としてはハルヒ長門
というより単純に普通の女の子としてキョンと接したかったのかな
でもキョンが望まない場合は拒否してっていう

それは感情を持ちたかったということと関係する
涼宮ハルヒ中心の世界で暗躍するのに疲れたのではないかともキョンは言っている

キョンと近づきたかったから涼宮ハルヒと小泉は別の高校へミクルからは記憶を消した
これでキョンが言い出さない限りハルヒの七夕の記憶は思い出さないわけだから
キョンと接点を持つ(図書館)のは長門だけ


でもキョンとしては世界改変後の長門と前の長門は別人として捉えてしまっている
だからキョンにとっての選択はあくまで日常か非日常かに限定された意味しかなさない


緊急脱出プログラムが割と厳しいのにも長門の意志が見えるな
元の世界に戻してほしくないっていう



いろいろ疑問がまだあるな

なぜ長門はあの性格の自分を選んだのか?
自分が感情を持ったらのイメージなのかな

なぜミクルはそのままだったのか
もし恋愛感情があったらミクルも別の学校に飛ばせばよかったのに
たぶんそれもキョンの幸せを優先したのかな
自分を選んでほしいけどミクルとくっついてもキョンは幸せになれるっていう


パソコンにあると思われる長門の書いた小説
気になりまくる
何かメッセージ性がありそうだけどな


なぜ図書館の記憶だけ残したのか?
やっぱ一番うれしかったんだろうな
それかあれだけが二人だけの共有している記憶だからか


大人版ミクルがささやいた言葉は?
伏線だよな

朝倉が言ってたキョンの中学時代とは?
これも伏線かな

朝倉に襲われたキョンを救ったキョンは?
これも伏線
いつか過去に戻らないかんのだろう


最後の図書館で長門のシーンは?
時系列的にいつのシーンなんだろう
あの本の下で長門は笑っていると信じたい


切ない映画だ
まあ長門の誤算というか勘違いというか不器用だなと感じたのは
やっぱ仲間としてなのか恋愛対象としてなのかはわからないけど
キョンが好きなのは今の長門で二人の思い出は図書館だけじゃなくて他にも一緒にやってきたこと(キョンが言ってた1万回の夏休みとかカマドウマとか)も含まれてるから
その記憶がない世界改変後の長門はいくら感情を持っていようと別人なんだよな


SFとしてもよくできてると思った
時系列系のSFの定石が大体分かってきた
まずは予言されて登場人物の意思に関係なく結局そうなっちゃうパターン(オイディプスタイタンの妖女
過去なり未来へ行って歴史を変えないように規定された行動をとる場合(この映画、笹の葉ラプソディ、バックトゥザフューチャー)
あとはエンドレスエイトのパターンとか

でもストーリーよくできてるな
正直なめてたわ

長門いいわあ
とりあえずいいたいのは感情をエラーって言ってほしくないってことと
自分を世界改変の力なんかを使って変えちゃよくないってことかな

音楽も無駄に壮大でよかった
原作読んでみたい