『夏への扉』

おもしろかった
いかにもSF
なんか猫好きにおすすめって書いてあったけど
そんな物語の根幹には関わってきてないっていう
まあ猫を重んじる感じが好感を得たんだろうな

SFのパターンでいったら涼宮ハルヒの消失とおなじ過去と同じ行動を繰り返すパターン
でも微妙に違ってバタフライエフェクトみたいに未来を変えるっていう


たしかにパターンとしたらベタだけど文章と技術者のアイデアがおもしろかったから
読んでて楽しかった





この本で出た本
H・G・ウエルズ『冬眠者めざめるとき』

p284
「お祖母さん、人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの」

p310
とにかく、この作品を読みおわって本をおき、ふと周囲を見まわしたら、ぼくの家に、一台の文化女中器も、窓拭きウィリイも、万能フランクもないことが、ひどく奇妙に思われ、わずかにあった電気掃除機が、なんともはやぶさいくなものに見えて、しかたがなかったものだった。