『枯木灘』

微妙
中上健次

家庭環境複雑すぎだろ
家系図が最後の方に載っているので便利
秋幸が自分のアイデンティティーを求めてその男(龍造)を知ろうとする感じはエル・スールみたい
そして知らずに腹違いの兄弟を犯してしまって許しを求める秋幸
癒しは仕事をし自然と一体となって無心で汗を流すこと

話の進め方が独特で苦労した
何の前振りもなく過去の話になったり誰かの妄想や噂話になったり何度も過去の同じような場面を思い出させつつ今の話が進んでいく構成

おもしろいっちゃあおもしろいけど俺はこういう系はそんな好きではない

鶴八鶴次郎
きょうだい心中

p152
誰にでもよい、何にでもよい、許しを乞いたい。

p233
だが秋幸の半分で起こった事は昔の事でなく、今の今だ。