『雪のひとひら』

ポール・ギャリコ

普通
惜しい作品
こういうキラキラ系な感じは別に嫌いじゃないんだけど
やっぱり宗教色が入ってきちゃうとテンション下がる
あと文庫本の帯ない方がいいだろこれ
帯に女友達に送りたい本No1ってあるけどない方が表紙きれい
雰囲気も発想も好きだったんだけどな
もう少しうまくなんか書いたら名作になれたのでは

雪のひとひらは結局人生で自分が何かしら役に立っていたことを知り、そして創造主が与えた困難や幸福な場面もすべてそれを考慮したうえで与えられていたと考える

川の流れはまさに運命

じわじわくる系かも

p81
月夜には、恋人たちがボートで湖に漕出してきて、オールをのんびり波にあずけたまま、寄り添うてすわり、つめたい水に手をひたしていました。そんなときには雪のひとひらと雨のしずくは、傍らを通りすぎながら、その指をそっと握ってやったものでした。