『武器としての決断思考』

瀧本哲史著

ふつう
「若者はなぜ3年目でやめるのか」を読んでレールがある人生はないと思い、
その中でどう生きていくかの参考になるかと思い、連続して読んだ


結論から言うと、ただのディスカッションの方法を書いている本
確かにディスカッションをする点では役に立つかもしれない
だが、それを人生に応用するとなるとやはり難しいのではないかと感じた
というか、結構行き当たりばったりの人生は嫌いではないので向いてないのかも


人生への応用を促したいならなぜ論題の例を「Aくんは就職活動を続けるべきか否か」にしたのか
もっと作者の経験でマッキンゼーを辞めたときの決断思考とかを例に出せばいいのに
まあ大学生や就活生に読んでほしい気持ちもわかるけど本当にただのディスカッションの方法テキストになっている
授業の方が迫力があるっていうから聞いてみたいな

章ごとにまとめがあること
「自分の人生は自分で決めろ」という強いメッセージ性があることはよかった


論題の設定の仕方も重要って言っていて「犬か猫か」みたいなのはクソって言ってるけど
某有名企業がGDでそれを使ったって話聞いたことあるぞ





メリットの3条件
①内因性(何らかの問題がある)      ⇔行動しなくても問題解決する
                      そもそも問題ではない
②重要性(問題が深刻である)       ⇔質的に問題ではない
                      量的に問題ではない
③解決性(問題がその行動で解決する)   ⇔別の問題が生じる
                      うまく解決しない


デメリットの3条件
①発生過程(行動したら新たな問題が発生する)    ⇔発生には至らない
                           発生に至るには弱すぎる
②深刻性(問題が深刻である)            ⇔質的に深刻ではない
                           量的に深刻ではない
③固有性(現状では問題は生じていない)       ⇔現状問題が起こっている
                           将来問題は起こる






p39自燈明 ←こんな言葉あるんだ 桐島みたいだな
p50アンカリング
p152MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)「モレがなく、ダブりもない」
p210KIPP

p48
人はどうしても過去を重く、そして未来を軽く見積もってしまいます。