『スコーレNo.4』

まあまあ
宮下奈都著

骨董品屋に生まれた姉妹麻子と七葉
いいものを多く見てきた麻子は目が肥えている
そして予想外に靴屋で働きそれを発揮していく
姉妹関係、恋愛、就職、それぞれの場面の成長を描いている

こういういいものがわかるっていう感性みたいのってすごくうらやましい
ここでもヴィクトルエリセ出てきてウケた
展開はベタな感じだったけど引用したセリフは好き







飢餓海峡
フェラガモ足のサイズ「ヴィーナス」
ヴィクトル・エリセ
レディマドンナ
アパートの鍵貸します

p297
「朝目が覚めたときに聴きたい曲が決まっていると、その日一日いい日になる気がする」

p299
朝目が覚めたときに会いたい人なら決まっていた。今日がいい日になるのはあたりまえだった

p310
いろんな引き出しが必要だから雑食でなければならないのだと上司に諭されたとき、私は反論できなかった。今なら、違うとはっきり言える。たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。